2024年01月テーマ登山コース(栗子隧道スノーシュー)
1月のテーマ登山コースは、予定の観音沼周辺フィールドが雪不足のため、
栗子隧道に変更して実施しました。
米沢砕石さんにお邪魔して、入山開始。
数日前に来た時から、さらに雪解けが進み、、、
いやーな予感、的中💧
いや、数日前はココ、脛ラッセルだったんですよ〜、、、
それでも、びちゃびちゃ沢状態の万世大路を15分ほど登ると だいぶ雪が残っていたので、
スノーシューを装着!!
ようやくスノーシューハイキング開始ですね(ホッとしました〜)
動物の足跡もたくさん残っていましたね。
明治時代から昭和まで交通の要衝だった万世大路を、ずんずん登っていきます!!
九十九折はショートカット!!(雪、ギリギリ〜)
途中、サワグルミのカワイイ葉痕なんかを観察しながら登り、、、
ようやく、栗子隧道に到着!!
かなーり老朽化が進んでいて、入り口から10 m ほど先は落盤、入口の「栗子隧道」の表示石板は、今にも落下しそうでしたね。
ときに、今回ここを訪れた目的は、コチラ↓↓↓
隧道のスグ隣にある洞穴です。
何があるかというと、、、
氷の筍、「氷筍」!!
万世大路の福島県側では「氷柱」が見られますが、
反対の山形側では、これまたつららの反対の氷筍が見られるんですよね〜✨
登山口の雪解けの早さから もう残ってないかと心配しましたが、健在でした!!
ご参加の皆さま、お疲れ様でした!!
登山ガイド&気象予報士 五十嵐 潤
★冬の土木遺産を巡る(萬世大路)
スノーシューにて土木遺産「萬世大路」を観てまいりました。福島県側の二ツ屋隧道は氷柱で有名になりすぎて規制が厳しくなっているようです。今回マイナーですが、本来の土木遺産で整備されている米沢側の栗子隧道をのんびり歩きました。今年は雪が少なく国道13号線に雪がないことにびっくりです。入口の採石場からしばらく1kmくらい雪解け状態。当時の道が七曲状態で残されて趣を体感しました。所々の道路施設の石垣や橋も確認でき、近代土木技術の力を感じました。
また、道なき雪上をスノーシューで降下。恐怖も体験しましたが、体重移動やスノ一シューの機能を生かした技術向上には役立ちました。栗子隧道の坑口は中には入れませんでしたが、並行して明治期の坑口を観られ歴史を感じることができました。