2023年6月テーマ登山コース(駒止湿原)
2023年6月のテーマ登山コースは、
駒止湿原のワタスゲとタテヤマリンドウを見に出かけました。
梅雨らしく久し振りの雨の中の出発でした。
雨の日でも、透き通ったギンリョウソウやサンカヨウが見られると悪い気がしないものですね♪
大谷地に入ると、昨年までは無かったイノシシ除けの柵が設置されていました。
確かに湿原の中にはたくさんの蹄の足跡と、イノシシの食痕がいたるところに、、、
ニホンジカやイノシシの分布の広がりを年々身近に感じますね。
それでも湿原には色々な花がたくさん咲き誇っていました〜
肝心のタテヤマリンドウは、、、
今年は開花が早く、日当たりが良いところでは既に実になっていました。
なかなか意識して見ることも無いので、面白いものが見れましたね?
一方、ワタスゲはというと、、、
いらっしゃいました!!
が、数がめっきり少ない!!
巡視員の方に聞いてみると、やはり5月の霜害の影響だとのこと。
尾瀬の水芭蕉も大きな被害を受けた時の霜で、ワタスゲの芽が凍ってしまったようでした。
# 黒くなったワタスゲの花芽 # コバイケイソウの花芽も凍傷状態
ワタスゲの少なめな湿原は、逆にヤマドリゼンマイの淡い緑色が美しい✨
こんな年もあるのですね〜
白樺谷地、水無谷地をまわって昭和村側でランチタイムを取っていると、、、
青空がのぞいてきました〜
青空に誘われて、タテヤマリンドウの蕾も開いてくれましたね👍
良い天気の水無谷地で記念撮影📸
積乱雲に囲まれて遠雷も聞こえてきたので、すごすごと撤収!!
ご参加の皆さま、お疲れ様でした。
登山ガイド/ 気象予報士 五十嵐 潤