2017年2月Sコース(20170225, 猫魔ヶ岳)
2017年2月のSコースは、裏磐梯の猫魔ヶ岳にて地図読み&スノーシュー実習でした。
雪山で視界が悪い時にこそ威力を発揮する読図スキル。
前回の谷倉山に引き続き、今回の地図読みをしながらの実習となりました。
朝のうちは視界が良くはなく、絶好の読図日和でしたね。
慣れない手袋をしてのベアリングには悪戦苦闘!も、、、
歩きのパートはお手の物。
霧氷のついた尾根をバフバフ楽しみながら♪
あっという間に猫魔ヶ岳の山頂に到着。
山頂の看板や三角点はぜーんぶ雪の下でした。
山頂からの急な下りは慎重に。
念のためにでしたが、スノーバー支点でフィックスロープも張りました。
スノーシュ−で下るにはなかなか骨が折れる急な斜面を頑張って下りきり、
安全な鞍部でお待ちかねのランチタイム♫
温かい飲み物でほっと一息、雪山遊びのお楽しみですね。
のんびりランチタイムを過ごしていると、待望の青空が出てきました!
正面にそびえる磐梯山も弘法清水くらいまでは見えてきました。
やはり青空の雪山は最高ですね〜!!
下りも読図や自然観察をしながら。
珍しく低いところで発芽したヤドリキ。
熊棚の木元についていた熊の爪痕。
キツツキが開けた穴を誰かがお食事会場にしていた?
ちょっとだけ視点を変えると、面白いものがたくさん見つかりますね。
ゲレンデに戻ってからは、視界が全くない「ホワイトアウト状態」の疑似体験です。
ルールは、目を閉じて「真っ直ぐ」50歩。
『真っ直ぐ歩くのなんて簡単だよ!』と思いきや、、、
みなさん、結構曲がっていってます。
自分のトレースを振り返ってみると笑っちゃいますね!
視界がないと、ほとんどの人が左右のどちらかに曲がって行って最終的には円を描いてしまいます。
視界がないときは「勘」よりも「コンパス」を信じた方が無難ですね。
実習の最後は、滑り台で締めくくり〜♪
ご参加の皆様、お疲れ様でした!
登山ガイド 五十嵐 潤