2023年3月ピーク登山コース(小斎峠〜鹿狼山 縦走)

3月のピーク登山コースは、昨年12月に歩いた亘理地塁山地の後半、小斎峠から鹿狼山の縦走へ。

東京で史上最速で桜が開花したと思ったら、南岸低気圧で山はまさかまさかの雪!!

しかも結構どっさりと行きそうな降りっぷりで〜す💧

カタクリを見ながら里山をのんびり縦走♪の想定は消え去り、

「八甲田死の行軍」的な匂いしかありませんが、まぁ、元気に出発ですっ。


小斎峠の車道から稜線に上がると、そこはまさに雪山。

全員「思ってたのと違〜う!!」という本音を押し殺して、粛々とピークを越えていきました 笑

金華山、音羽山、主義山、権現堂山、登ったり下ったりを繰り返すうちに、

積雪もどんどん増えていきました。


ずーっと雪が降り止まないので、ランチタイムは雪の当たりにく真っ暗な杉林で、、、

地蔵森までの登りは、林道で寸断された法面がキツイので東側を巻くことに。

これが大ハズレで、トゲトゲの藪漕ぎ〜💦

どっちもどっち、というオチでした。


地蔵森から宮城/福島県境の峠に下りて、次は五社壇の登りに差し掛かります。

20 cm くらい積もった雪を踏みしめながらの急登は、結構大変でしたね〜

五社壇山頂に到着!頑張りました🎉


そこら中にあるヤマドリの足跡や、雪の積もったキブシの花を眺めながら山を下り、鈴宇峠へ。

ついにここが、最終目標の鹿狼山の登山口です。

雪がない時は大変苦労する最後の登りは、実は雪があったほうが楽?だったかもしれません。

鹿狼山の山頂は標高 430 m の山とは思えないほどの雪山感、山頂の碑も凍てついていましたね❄️

見えるはずの景色は、看板の写真で我慢ですっ。

とりあえず、主脈の縦走はここまで、おつかれ生でした♪

地元の方に、山頂神社周辺に住んでいるムササビを教えてもらいました〜

中央上部の木の穴から顔を出しているムササビさん、わかります?


下山は樹海コースを、鹿狼の湯に向かいました。

鹿と狼の狛犬的なオブジェのある下山口、無事に下山完了〜👏👏👏

悪条件の中、きっちりと予定通りに縦走した今回の実習は、きっと今後の登山の糧となるでしょう!!

ご参加の皆さま、お疲れ様でした!!

登山ガイド/ 気象予報士 五十嵐 潤

2023年3月ピーク登山コース(小斎峠〜鹿狼山 縦走)” に対して1件のコメントがあります。

  1. トシ2023 より:

    小斎峠から鹿狼山縦走 亘理地塁の終点です。地域に根ざした歴史的に命名された山名(金華山・音羽山・主義山・権現堂山・地蔵森・五社壇・鹿狼山)が連なっています。珍しく南岸低気圧で積雪がありの雪山登山。雪面を踏みしめながらアップダウンの高低差を楽しみました。縦走の形態ですが、高低差のない縦走というより山体と山体の間には必ず沢地形を呈し、各ピークは独立山体。やわらかい地層の箇所が浸食を受け沢と化したものと想像します。海生層の砂岩・泥岩を花崗閃緑岩が貫く地質ですが、鹿狼山付近は砂岩中心の海生層であることを下り道沿いに確認しました。
     雪山登山と珍客(ムササビ)ありと記憶に残る登山となりました。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です