2022年07月テーマ登山コース(月山)
7月のテーマ登山コースは出羽三山の主峰・月山へ出かけました。
今回のテーマは初夏のお花に会いに行こう!ですが、
月山のお花の良い時期は、まだまだ残雪の時期です〜
さらに今シーズンはちょっと多めの残雪ですね。
木道が出ていたり、雪田・雪渓だったりと、滑りやすいルートを慎重に進みます。
霧の中、雪田に何やら人集りが、、、
最後の雪を楽しむスキーヤーたちでしたね〜👀
牛首までの急登の雪渓登りは軽アイゼンを使用しました。
初めての方は身構えてしまう道具ですが、慣れれば楽チンですね♪
牛首から先の稜線もガスの中www
月山のホントの名前の由来は「ガスガスのガスサン」と囁かれるのも頷ける光景を楽しめました?
ガスで景色はアレでしたが、、、
高山植物のお花は十分に楽しめましたね〜✨
山頂にあたる月山神社も霧の中〜
ご参加の皆さま、お疲れ様でした!!
登山ガイド/ 気象予報士 五十嵐 潤
信仰の山「月山」
月山リフト乗降利用での登山。小雨もしくは曇りの天候状況ではあったが、一時晴れ間があり周囲の展望が開けること・・・。牛首あたり岩場では「柴灯森」あたり北斜面は放射谷によって開析され、大起状を呈した雄大な景色が一瞬見られ稜線場所の立っていることを確認できました。また、参道(登山道)沿いに咲く高山植物必見でした。鍛冶場跡では鎌倉時代初期に奥州月山の麓で鎌倉、室町期に栄えて信仰地となった祠を参拝。あと少しで山頂なのにどうして?傾斜地に構築する必要あったのでしょう?北側の取り囲んだ石垣の配列、風の影響を考慮したのか?鍛冶場としての成立を考えると、多少無理があり祭事場所としての色合いが濃いと考えられます。展望は期待できない天候となってしまいましたが、これもまた登山で違った魅力を体感することができました。姥神信仰の遺産である「姥ケ岳・金姥・柴灯森」の個所が見れないのは残念。
下山は西からの水蒸気が吹き込み視界不良。変化のある足場「木道・石場・残雪・粘土質・渡渉箇所」足元に集中し下山でした。登山道・登山者・地名・歴史的な遺産等を肌で感じ改めて信仰の山であることを実感しました。再度登山したいです。