2022年01月 ピーク登山コース(蔵王・樹氷原スノーシュー)
2022年1月のピーク登山コースは、山形蔵王の樹氷原スノーシューに出かけました!
最近はずっとお天気に恵まれているFTV登山教室の実習、
今回も厳冬期の蔵王とは思えないくらいの晴天に恵まれました!
ゲレンデトップで準備をして、いざ樹氷原へGO !!
今回は樹氷原のスノーモンスター迷路を歩くので、まず最初にツリーホール落下への注意喚起・デモをしました。
# 早速樹氷原へGO # ツリーホールにはご注意を
一見すると穴なんて見当たりませんが、オオシラビソの幹に近づくといきなり落ちます。
そして、結構深い!
試しに落ちてみたツリーホールの深さは、ゆうに3メートルを超えていました💦
(這い上がるのに1日分の体力を消耗しました)
# すぐに雪原に出ました # 日本では無いような景色
仙人沢入口の雪原に出ると、素晴らしい景色!
日本の景色とは思えませんね〜👀
こんなナイスコンディションな蔵王には滅多に当たらないので、さっそく記念撮影を📸
ラニーニャ現象で厳冬の今シーズン、樹氷も早々と仕上がってますね✨
# 新雪が気持ち良い # 樹氷原に戻っていきます # 立派なスノーモンスター # かなりでかい!
前日まで天気が悪くて日射の影響もなく、かなり状態の良い樹氷でしたね〜
アザラシのような、セイウチのような、トドのような、、、
色々な形のモンスターが勢揃いしてました。
ふと振り返ると、面白い雲が出ていました!
# 振り返ると、、、 # 不思議な雲が出てました
飛行機雲が上空のウインドシアーで捻れたのでしょうか?
(この雲の写真は、当日のFTVテレポートプラスのお天気コーナーで斎藤さんに取り上げてもらいました♪)
こんなに素晴らしいお天気だと、雲の観察だけでもあっという間に時間が過ぎそうですね〜
このまま刈田岳山頂まで行っちゃおうかというくらいのコンディションでしたが、、、
# エコーライン付近の雪原 # 南蔵王もくっきり
目的が変わってしまうのでエコーラインにぶつかったあたりで方向転換です〜
風衝地の樹氷原ではこんなに大きなすり鉢状のツリーホールが成長してました‼️
直径10メートル、深さも3メートルはありますね。
視界が良い時は全く問題になりませんが、吹雪くと厄介な存在になりますよね。
ランチタイムはブナ林でとるつもりでしたが、あまりに快適なので、、、
樹氷原のド真ん中でみなさんで協力して円卓を作り、ゆっくりとランチタイムを楽しみました♬
(フツーは寒くてこんなところは5分もとまっていられません)
飯豊・朝日連峰をバックに記念撮影📸
# 午後になっても崩れません! # 再びの迷路散策 # これはクセになりますね〜
太陽の方向には、これまた美しいハロまで出てきましたよ✨
大きなスノーモンスターの前で記念撮影〜
スノーモンスターのダウンヒルを抜けると、だんだんとブナ林に変わって行きました。
# 雰囲気がガラリと変わります # 見上げた雪のブナ林 # 天然のゲートくぐり
樹氷原とは全く雰囲気が違って、これはこれで美しい!
風の影響を受けにくいブナ林では、たくさんのフィールドサインを観察できましたよ〜
# ウサギの食痕 # キツネの足跡
食痕や動物の足跡などから、動物たちのこの森での生活が垣間見えて面白いですよね。
また、雪面にバラバラと落ちているハトのような鳥の足跡のようなものは、、、
# ダケカンバの実 # ダケカンバの果鱗
ダケカンバの果鱗(松ぼっくりのカサに当たるもの)ですね。
とっても小さいですが、形がとっても可愛らしい、この時期ならではの自然物ですよ。
帰りのバス車中から見た空には、サンピラーと上部タンジェントアークまで見られるというミラクル!
一日中スペシャルなコンディションで、たくさんの素晴らしいものや現象が見られた1日でしたね!
ご参加の皆様、お疲れ様でした!
登山ガイド 五十嵐 潤
樹氷原 トレッキングから学ぶ
天候に恵まれ、最良の日となりました。スノーシューとストックで雪上を一歩、一歩踏みしめながら樹氷~雪原~青空の大空間をみんなで共有。充実感と満足感が時空を超えた素晴らしい時間となりました。自然や関係者に感謝しかありません。
初めて見る樹氷 スノーモンスターそのものです。樹氷について現地での説明とても勉強になりました。「樹氷関連・登山気象・冬季動物」について単なる散策というよりフィールドワークでした。