2021年6月テーマ登山コース(安達太良/ 和尚山)

6月のテーマ登山コースは「新緑を楽しもう!」と安達太良山の和尚山に登りました。

東北南部の梅雨入りが遅れていて、この日も快晴☀️

しかし、上空500 hPaに-12℃の寒冷渦が停滞しているので午後は雷雨に注意!を織込み済みで出発です。

新緑(を通り越して青々しい緑)が美しい広葉樹の森の中はエゾハルゼミの大合唱♪

ケラケラケラケラ・ミョーーーーキン・ミョーーーーキンと涼しげな鳴き声が心地良いですね〜


30分ほど進むと、早速ですが今回のメインイベントの「徒渉」

昔は橋があったみたいですが、現状は飛び石も難しい徒渉ポイントです。

初夏とはいえ、沢水はシビれるほど冷たかったですねーーーーー

今シーズンは色々なお花が「当たり年」に感じています。

安達太良山のサラサドウダンも、物凄い数の花をつけて咲き誇っていました!

初夏の林床で目立つ高貴な「ササバギンラン」✨

無印のギンランとは花の「距」と「毛の有無」で見分けられるようですね。


安達太良の中でも特に登山者の少ない和尚山、標高を上げるにつれて道も険しくなってきます。

頑張って標高を稼ぎ、もうすぐ灌木帯に入って絶景だ!っというところに、、、

「どっかーーーーーーーーーー〜ん!!!!!」

物凄い落雷、しかも、すぐお隣の尾根でした💧

高層天気図から雷雨発生ほぼ100%とは分かっていましたが、問題は「どこで?」。

今日はピンポイントで大当り🎯でした😭

次の積乱雲も控えているようでしたので、残念ながらここで撤退しました。

もう5分で樹林帯を抜けるポイントでしたので逆にラッキーでしたね、、、

それにしても、山の雷は、ホントに生きた心地がしない、、、恐怖です。

帰りも渡渉を楽しんで♪(少しも増水しなくて良かったですね、、、)

山頂の代わりに、石筵川で本日の集合写真 📸

渡渉初体験の方は良い経験になりましたね。

最後に、山頂を諦めた代わりに100名瀑の「銚子ケ滝」を見学 📸


雷で山頂には立てませんでしたが、新緑とお花と渡渉、

そして、山の雷⚡️を十分すぎるほど堪能できた実習でした。

ご参加の皆さま、いつかまたリベンジしましょう!

登山ガイド 五十嵐 潤

2021年6月テーマ登山コース(安達太良/ 和尚山)” に対して1件のコメントがあります。

  1. トシ2021 より:

    新緑を楽しもうの神髄とは?
     和尚山登山テーマは「新緑」。それを構成するものは森林、そして水。和尚山の新緑を十分堪能してきました。100%森林は存在します。あと潤いを与えるものは天水(雨)です。光合成ばっちりの葉を水分によって輝きを倍増しました。そんな中、足元には多くの植物が癒しを与えてくれました。中でもギンリョウソウが雨にぬれ神秘的に透き通る形状は不思議な感じでした。菌関連の植物でまたまた不思議です。
    「渡渉」という言葉自体、恥ずかしながら初めて知りました。川を渡るそのこと自体は何度も経験はしていますが、登山での渡渉は初体験です先生から履物準備がありましたが、私は素足で・・軽視していた自分に反省です。素足安定性に欠ける。沢水冷水、足の表面積が多いとそれだけ冷たさを感じやすくなります。底面が一番感じやすいブイで靴底ほしいところです。次回履物必須でチャレンジします。また、銚子ケ滝の水量に感激、水関連の延長として、雨です。雨模様になりましたが、今回のテーマ新緑にはなくてはならないアイテムです。下山時、雨で新緑が光り輝きました。これで目的達成です。登山中、先頭五十嵐潤先生、最後尾五十嵐理沙先生のバブル方式で無事下山でき、先生方に感謝です。

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