2020年6月 ピーク登山コース(20200627 厩岳山〜猫魔ヶ岳 縦走)
休講開け第二弾、ピーク登山コースは、
表磐梯エリアの厩岳山(ウマヤサン)〜猫魔ヶ岳〜八方台の縦走コースへ。
古から伝わる磐梯吾妻修験の道の一部を辿ります。
裏磐梯と表磐梯を結ぶゴールドライン、
その終点にある榮川酒造近くの林道から登山スタート
祓川沿いの林道を45分ほど進むと、登山道に変わります。
厩岳山の登りは綺麗なブナ林のジグザグ。
青々としたブナの葉を擦り抜けた初夏の光がとても美しい登山道でした。
この登山道は登拝道でもあるため、信仰の名残がたくさん残っていて、
その中でも良く目に付くのが看板付きの三十三観音像。
法華経の説く仏の化身三十三身に基づくと言われ、日本では千年以上の歴史があるそう。
どの像にも良い感じに歴史の重みのような渋い苔がついていました。。。
ヤマナメクジちゃんも大きく育ってきましたよっ👀
コケイランも御立派!
別名で笹海老根とも言うそう。
森で見つけると、ちょっとだけ嬉しくなるお花の一つですよね〜。
ちなみに花言葉は「移り気」ですって。
三十三観音を指折り数えながらテンポよく登ると、
意外とあっという間に厩岳山神社へ到着。
標高差の割には登り易い登山道でしたね。
ものすご〜く、、、傾いています。
どうやら、この1〜2年で傾いちゃったらしいですね、、、
次回来た時には残ってないかも?
厩岳山神社 ≠ 山頂。
山頂までは、結構 しっかりとした急登です💧
浮石も多いので、落石に注意しながら慎重に登ります。
縦走の最初のピーク、厩岳山 山頂に到着❗️
(集合写真1)
ピーク登山コースも、今回が自粛明け初登山!の方も多かったので、
久しぶりの達成感ですね〜💪
厩岳山から先はなだらかな広い尾根の森歩きです。
今日は金沢峠方面への分岐を猫石方面へ。
今月の座学で紹介したギンリョウソウ も ちょうど見頃✨
半透明で美しく、漢名の「水晶蘭」と言う表現がピッタリ🎯ですね〜
ほぼ、貸切りの猫石で山のランチタイム🍙
(集合写真2)
猫石から雄国沼を眺めると、、、
西岸のニッコウキスゲの群落の黄色が、ここからでもよく分かりました!
ちょうど今頃が見頃のようですね〜
見頃といえば、
ハクサンシャクナゲも満開でした♫
素晴らしい景色とお花を楽しみながらちょっとだけ登ると、
今回の最後のピーク、猫魔ヶ岳に到着です!
(集合写真3)
山頂からは雲がかかって見えなかった磐梯山が、、
下山開始直後、最後の最後に顔を出してくれました⛰
とってもラッキ〜!!
下山は八方台までの1.5 kmほど、
大きなブナの木や、
小さな森の妖精たちに会いながら。
自粛開けの身体には ちょっと手応えのある縦走だったかもですが、
無事に八方台に到着!
土曜日だったこともあって、駐車場は満車でした、、、
百名山(=磐梯山)には登山者も結構戻って来ているみたいですね〜
久しぶりの登山だった方は、こちらも久しぶりの翌日の筋肉痛も楽しめちゃったかもですね?
ご参加の皆様、お疲れ様でした!
登山ガイド 五十嵐 潤